2020-05-27 危機 コロナ詩篇 危 機 南原充士 外の景色を見ていると、時空のゆらぎは見えないが、心の揺らぎは感じる。子供たちが遊んでいるのを見ていると、自分の影は見えないが、未来を感じる。ひとりひとりの顔は見えないが、夥しい人々がこの世界に生きていることを想像する。どんな危機があろうと、ひとびとは生まれ死ぬのだと痛感する。