南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

一表現人として

 

    一表現人として
 
同じ物事も人によって違って見える。
正邪。好悪。愛憎。快不快。立場。育ち。環境。敵味方。
自分の見方が絶対ではありえない。
相対性のくびきの中で いかに正義に近づけるか
知恵と忍耐と努力が求められる。
ただ批判し続けるだけでは 解決は望めない。
目の前にある難局に
どう立ち向かうか?
自分はちっぽけな一表現人に過ぎないが、
自分なりのものの見方を追求し、
     安易に付和雷同せず、
自分なりの価値観を見出し、     
         構築し、      
         磨き上げ、
自分なりの仕方で表現する。
他人の声にも耳を傾け、
柔軟な発想を尊重するが、
最終的には自分の考え方を大切にする。