南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

大家正志『袋あるいは身のまわりにおきたこと』

大家正志『袋あるいは身のまわりにおきたこと』。『袋』はバイトの運転手が運んでいる袋の中身にこだわって夜の工場に忍び込む話。『身のまわりにおきたこと』は夫や娘や自分に起きる意外なできごとに翻弄される45歳の主婦の心理や行動を描いた話。いずれも猥雑さと不条理に満ちた魅力的な小説だ。