南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧

2025年の詩集等評

http://nambara14.exblog.jp/37565675/

ジャン=ミッシェル・モルポワ詩集『花通り』(有働薫訳)

ジャン=ミッシェル・モルポワ詩集『花通り』(有働薫訳)。フランス語の原文は添えられていないが、日本語の訳文がとてもおしゃれで巧みなので、この詩集のフランス的な魅力に富んだ詩情が十分味わえる。詩人と訳者との出会いと長い交流の成果として貴重な訳…

高田真詩集『長い廊下の』

高田真詩集『長い廊下の』。詩人の生家は江戸時代に建築された商人宿だった。200年近い歳月を経て解体に至った。詩人が生まれ育ったその生家をめぐる作品を中心に編まれた詩集。臨月の母、祖母、祖父、兄などの思い出がしみじみと語られる。個人的な記録…

西川宏詩集『ここという場所』

西川宏詩集『ここという場所』。「見えているというのに./それが何かわからない」とか「わからないものが/わからないまま永遠へ/手を振っている」とか全編にわたって「わたし」の世界認識の不確かさや「わたし」の存在のあいまいさが示される。わずかに「…

平野晴子詩集『有為の奥山けふこえて』

平野晴子詩集『有為の奥山けふこえて』。自分のさまざまな思い出だけでなく他者の経験が洗練された言葉で美しく描かれる。たとえば、「姉さん」のことや引揚者だった「叔母」のこと詩人の竹内浩三の言葉など。全体に死の悲しみが感じられるが、特にタイトル…

句集『魁』の出版について(お知らせ)

本日Kindle版句集『魁』を出版したのでお知らせします。 明日(11月4日)17:00から11月9日16:59まで、無料キャンペーンを実施するので、 是非その間にダウンロードしていただければ幸いです。 https://www.amazon.co.jp/dp/B0FZ5HBQWQ 南原