南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧

塩野七生

昨夜、テレビに出演した塩野七生女史の姿をしみじみ拝見した。 この女性があれだけのローマ人の物語を完成させた女性か!尊敬の念を抱きながらじっと観察した。 こういう気の強い生意気そうな女性には反発も多いと思われる。 だが、その気迫と粘り強さには驚…

気合

ある作品にとりかかろうと思っているのだが、 なかなかスタートできない。 文筆業で原稿料をもらって締め切りに追われる立場なら いやおうなく書かざるをえないだろうが、 道楽でやっているので しめきりはない。自分で締め切りを設定はするが 守れるはずが…

コンサートでのあいさつ

クラシックコンサートに行くたびに思うこと。 それは、なんのあいさつの言葉もなく演奏がはじまって 拍手をしてもただお辞儀をするだけ。 一言も発せずに去っていく。 人間が言葉を発せずにきちんとした触れ合いが可能なのか? クラシックコンサートでの慣習…

モーツァルトとダ・ポンテ

きのうある本屋で「モーツァルトとダ・ポンテ」の関係を扱った本を見かけた。最近出版された本で、ヨーロッパ人が書いたものを日本語に訳したものだった。それでも、ダ・ポンテにかかわる本が出たのはよろこばしい。 なぜなら、モーツァルトは天才の名をほし…