南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ユーロシード

最近オープンしたワインショップ「ユーロシード」。四谷駅から新宿通りを新宿方面に五分ほど歩いたところにある。 フランス、イタリア、スペイン産などのワインのほか、ウイスキーなどもそろえている。オリーブオイルやパスタなどの食材もある。イベリコぶた…

「洪水」

きょうはある雑誌の宣伝をさせてください。 「モーツァルトのオペラ」と題して、ぼくも寄稿しているので、興味がある方は読んで見てください。 http://www.asiawave.co.jp/kozui/

小林秀雄のこと

小林秀雄といえば、教科書にも載り、大学入試問題にも使われ、文庫本や全集なども数多く発行されており、わが国文学史上で大きな功績のある評論家であることは言うまでもない。 「無常ということ」「モーツァルト」「ゴッホ」など、きわだってすぐれた評論を…

樫本大進

昨日、紀尾井ホールで開かれた、室内楽のコンサートに行った。 バイオリン:樫本大進 ビオラ:川本嘉子 チェロ:堤 剛 のトリオだった。 出し物は、・ある20世紀の作曲家の小品。バッハへのオマージュ。 ・ベートーベンの三重奏曲。 ・バッハのゴールトベ…

価値観について(価値観の研究=その1)

科学の法則とはちがって、人間の生き方には客観的な基準はないような気がする。 人間の生き方は、結局、絶対的ではなく、相対的、経験的なものだと思う。 国家というものも歴史的に形成されてきた。法もまた便宜的なものだ。人工的なものだ。 宗教もそうだ。…

テムズのあぶく

日経小説大賞の受賞作「テムズのあぶく」は、なかなかよく書けていると思う。 作者は、武谷牧子さん。ある程度実績はあるひとらしいが、ぼくははじめてその作品を読んだ。 綿矢りささんとか金原ひとみさんとか若い才能が脚光を浴びる中で、実年世代の円熟し…