南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2007-03-01から1日間の記事一覧

テムズのあぶく

日経小説大賞の受賞作「テムズのあぶく」は、なかなかよく書けていると思う。 作者は、武谷牧子さん。ある程度実績はあるひとらしいが、ぼくははじめてその作品を読んだ。 綿矢りささんとか金原ひとみさんとか若い才能が脚光を浴びる中で、実年世代の円熟し…