南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

村上龍=精神の自由

きょうの日経朝刊におもしろい記事が載っている。 村上龍はぼくが注目している作家だが、「小説の価値を、『精神の自由』を与えるところに見出す」ところに共感する。 思うに、小説も詩歌もさらには音楽や美術などの芸術表現は、共通して、精神の自由を確保…

言葉はむずかしい

言葉はむずかしい。 とらえどころがない。 常にかわっていく幻のようなものだ。 いまはっきりとききとれる言葉も 時が過ぎると古語になり理解されなくなる。 ましてや方言ともなると外国語に近い。 標準語というものがある。 アナウンサーや俳優(きちんと訓…

モーツァルトイヤー

モーツァルトイヤーの熱狂もあと数日。 ことしはモーツァルトイヤーということに乗せられて 浮かれて過ごした一年だった。 しかし、個人的には、大きな収穫があったので、時間とお金を有効に使えたと思う。 180枚のCDをとっかえひっかえほぼ毎日のよう…

美しい日本語

言葉をたいせつにしない国は滅びる。 独自の文化の根本は言語だから。 バルバロイとはわけのわからない言葉を話すひと=野蛮人ととらえられた例もある。 方言だって実は根が深い。 関東と関西。 東京と大阪。京都。神戸。奈良。 名古屋。 北関東。 東北。九…

心理と真理

「真理」ってなに? 答えるのはむずかしい。 「心理」ってなに? 答えることはできそうだが、 その心理は、見えず掴めず測れず読み取れない。 でも人間の行動とともに重要な要素であるようだ。 具体例で話そう。 えっちしたい男と女がいれば問題ない。 男は…