南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

『 小さな楽しみの発見 』(価Ⅲ=25)

『 小さな楽しみの発見 』 価値観の研究第三部 その25 1.老いるにつれて心身に障害がみられるようになると、在宅にせよ施設入居にせよ、なんらかの手助けや介護が必要になる。 障害の程度はひと様々なので、介護サ-ビスもそれぞれに応じた内容が求めら…

『 大義名分ということ 』(価Ⅲ=24)

『 大義名分ということ 』 価値観の研究第三部その24 1.人間には生きる意味があるかどうかと正面から問われれば答えに窮する場合もあるだろう。後付けの理屈はいろいろ言えるが、そもそも『生まれてきてしまった』人間には生まれるかどうかの選択権がな…

『 なにかのために命を投げ出すということについて 』(価Ⅲ=23)

『 なにかのために命を投げ出すことについて 』 価値観の研究第三部 その23 1.死ぬのを恐れる人間が時としてなにかのために命を投げ出すことがある。 我が国の歴史を見ても、切腹、特攻隊など社会的な強制による場合もあれば、三島由紀夫のように憂国 の…

『 表現のほどよさとは? 』(価Ⅲ=22)

『 表現のほどよさとは?』 価値観の研究第三部 その22 1.人間のコミュニケーションの基本は言葉で伝えることである。 表情やしぐさや映像等で伝えることもあるが、基本は言葉によるコミュニケーションである。 2.言葉はいつも使っているが、実際はと…

『 死ぬまで生きるということ 』(価Ⅲ=21)

『 死ぬまで生きるということ 』 価値観の研究第三部 その21 1.死が間近に迫っている場合とある程度余命が限られている場合と明確な死期がわかっていない場合とでは、人間の生きる意識や姿勢に違いがあっても不思議ではない。 2.死が間近に迫っている…