南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

人物の評価=その2(価Ⅱ=34)

人物の評価ということの重要性のわりには、その評価法が学問的に確立していないことがひとつの問題だと前回指摘したところであるが、試みに、自分の経験からどのような点に留意したらよいかどうかというケーススタディからはじめてみたい。 人物評伝としては…

人物の評価(価Ⅱ=33)

人物の評価はきわめてむずかしい。 人物にもいろいろある。 ① 身近な人物。家族。友人。知人。親戚。同級生。同僚。隣近所。基本的には顔見知り。 ② テレビや新聞では知っているが、会ったことはない人物。 ③ 同時代人だが、直接の接点はない人物。 ④ 過去の…

福田康夫総理大臣のこと

安倍晋三前総理のあとを受けてリリーフピッチャーのような役割を果たしてきた福田総理が突然辞意を表明したことに対しては、概ね、「投げ出し」たことへの責任を追及する意見が多かったと思われる。 安倍前総理に続いての「政権投げ出し」に呆れたとか情けな…

【宣伝です!】=南原充士【文学のデパート】《詩歌篇》=『きままな詩歌の森』

先日、親しい詩友と話をしていて驚いたのは、小生のブログを知らないということだった。 宣伝しておかないとだれも読んでくれないことに気がついたので、たまにはPRしたいと思います。 こちらもどうぞよろしく! 詩と俳句と短歌をたっぷり載せていますよ!…

歴史的なアプローチにおける戦争責任論など(価Ⅱ=32)

『歴史的なアプローチにおける戦争責任論など》 前に、歴史的なアプローチのなかで、法的なアプローチがとりあえず重要だと述べたが、さまざまな判断や行為のうち適法なものについては一応法的責任は追及されないとして、違法だと判断される場合には、その責…