南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

松嶋奈々子論

陣内智則と藤原紀香の披露宴は昨日執り行われたそうだ。 紀香の好きな歌をピアノの弾き語りで歌い、新婦を感涙の涙にむせばせたそうだ。 なかなかいいカップルだ。お幸せに! ところで、ぼくのお気に入りの女優ナンバーワンは、松嶋奈々子だ。 実際は知らな…

藤原紀香論

藤原紀香といえば、お笑いの陣内氏と結婚したことが話題となった。最近、本も出したようだ。「紀香魂」というタイトルの。中身はまだ読んでいないが、結婚までには紆余曲折があって、ストレスで円形脱毛症になったことまで書かれているらしい。 それはともか…

戦死したティルマンの場合(価値観の研究=その20)

パット・ティルマンはアメリカのフットボールのスター選手だった。 彼は、2004年アフガニスタンでの戦闘中に仲間の銃弾によって戦死した。 彼の死について調査したある中佐が、 「もし人が無神論者で、何の信仰ももたないとしたら、死んでも行くところが…

情報の自動仕分け機能(価値観の研究=その19)

情報をまじめの取り入れようとすると、情報の洪水にはまっておぼれる危険がある。 そこで、人間は、たぶん、無意識に必要な情報、関係のある情報、興味を持てる情報だけを仕分けしてとりいれ、その他の情報は無視して捨て去るという作業をしていると思う。 …

ダニエル・バレンボイム(ふたたび)

昨夜、NHKハイビジョンで、ダニエル・バレンボイムの、ベートーベンのピアノノナタ連続演奏会(2005年6,7月ベルリン国立歌劇場で開催)のもようを観た。第7回と第8回。16番、14番、6番、21番。9番、4番、22番、32番。毎回4曲ずつで、…

タブー(価値観の研究=その18)

言論の自由、精神の自由は重要だ。偏見のない覚めた観察眼と客観的な判断力が求められる。 しかし、忘れてはならないのは、人間が科学的であろうとすればするほど、狂気に近づくおそれがあるということだ。 歴史に教訓を見出そう。 過去の宗教の多くが、現世…

情報の洪水(価値観の研究=その17)

たった一日分の新聞に載っている情報量でもめっちゃ多いのに驚く。 政治、国会の動き、経済、社会、外交、国際、スポーツ、芸術、文化、芸能、テレビラジオ番組、出来事、事件事故、スキャンダル、トピック、エピソード、囲碁将棋、お知らせ、連載小説、広報…

建前と本音(価値観の研究=その16)

「価値観の体系」を構築しても、すべてを思うまま表現できるわけではないのが現実だ。 言論の自由ほどたいせつな権利はないと思うが、言論によって、トラブルを引き起こす恐れがあるのも事実だ。 たとえば、名誉毀損にあたりそうなことを書いたり言ったりす…

社会批判の視点(価値観の研究=その15)

世の中には、むかしから、賞賛もあれば批判もあり、風刺や皮肉や揶揄もあった。 庶民が、不満を言う方法はいろいろあったが、時代によって、言論の自由の程度が異なるから、 その言い方も変化にとんでいる。 では、庶民を代表するつもりで、いろいろ批判的な…

ダニエル・バレンボイム

最近、NHKのハイビジョンで、不定期ながら、バレンボイムによるベートーベンのピアノソナタ全曲演奏会のもようが、放映されている。まだ生演奏は聴いたことがないので、最終的な評価はさしひかえたいが、これまで、6回にわたる放映を見た感じでは、傑出した…

立場(価値観の研究=その14)

価値観の体系を構築するときに忘れてはならないのが、立場という観点だ。 たとえば、今の世の中のことについて批判するとしよう。 批判はどんな立場からするのか?は重要なポイントだ。 憲法改正はわが国の将来にかかわる重要問題だろう。 これについて、防…

団塊の世代(価値観の研究=その13)

藤原伊織氏も団塊の世代、全闘共世代に属していた。 一口に団塊の世代といっても何百万人もいる。 ひとくくりにすることには無理がある。 しかし、「どんな特色があったか、またいまあるか?」ということを考えてみることはおもしろいし、意味があることだと…

藤原伊織氏を悼む

昨日、藤原伊織氏がなくなったそうだ。 「シリウスの道」しか読んだことはないが、ストーリーといい、登場人物の描き方といい、ハードタッチで人情味のある文体といい、きわめてすぐれた作家だと感心したことがある。 電通マンとしての経験が小説にも生かさ…

性善説か性悪説か?(価値観の研究=その12)

性善説を信じたいが、歴史をふりかえればそんな甘い見方はできない。 では、性悪説が正しいだろうか? 歴史を振り返れば、そうとばかりもいえない。 どうやら、人間は、正邪両面をもっているらしい。 ひとりの人間の中に天使と悪魔が共存する。 皆殺しを命じ…

余談?蛇足?裏話?

[きままな詩歌の森] http://nambara14.exblog.jp/ に発表した詩「無知蒙昧の世過ぎ」に登場する石碑の写真をケイタイで撮ったので載せてみた。写りはよくないかもしれないが、詩の理解を助けることができるかもしれないと思ってあえて載せてみようと思った。…

価値観の要素(価値観の研究=その11)

「価値化の体系」とは、人口に膾炙した言い方をすれば、「思想」とか「世界観」とか「主義」とか「イデオロギー」とか「信条」とか「生き方」とか「理念」とかと言い換えることもできるかもしれない。 だが、それらの用語には一定のニュアンスがつきまとうの…

価値観の形成(価値観の研究=その10)

では具体的に自分なりの価値観をどのように構築していったらいいだろう? 簡単な答えはあるはずもない。 手っ取り早いのは、先人の知恵だ。 すぐれた先人は数多くいる。 それらの先人から学ぶことがひとつの有力な方法だろう。 同じような問いかけをした先人…

紛争の解決(価値観の研究=その9)

価値観の体系が異なれば衝突も起きる。 衝突が起きたときにどう処理するか? これも重要なシステムである。 一番典型的な解決方法は、裁判である。 司法権という権力が基盤となる。 判決が確定すればだれも争えない。 斡旋・仲裁・調停などという手法もある…

価値観の競争(価値観の研究=その8)

では、現実にはどのように物事は決まるのだろうか? 一言で言えば、「価値観の体系」である。 たとえば、政治家は「マニフェスト」+アルファ、経営者は実績、芸術家は作品、スポーツマンは成績、芸能人は人気、一般人はそれなりに。 国のトップがどのように…

科学と思想(価値観の研究=その7)

すぐれた科学者の中には敬虔な信仰者あるいは確固たる思想信条の持ち主である者もいるだろう。 科学的であろうとする者もさまざまな外的な制約や影響を受けざるを得ないだろう。 湯川秀樹は熱烈に平和主義を唱えたようだ。 核兵器につながる発明発見をしてし…

丁 海玉さんの作品について

仲山清さんの主宰されている詩誌「鰐組」 のweb版「ポエムスタジオレプタイル・サスペンス」はなかなか魅力的な誌面作りで、ちょくちょく訪問させてもらっている。 すぐれた詩や評論が掲載されているので、それらを読むのが楽しみだ。 そういった作品群のな…

人間国宝 松井康成

連休も終わって世間はまたいつものサイクルに戻っていることだろう。 ぼくもそれなりに遊びの計画を立ててはいたのだが、想定外の体調不良に見舞われて、引きこもりを余儀なくされた。9連休のうち、ちょっとでも出かけたのは、5日間だけ。 それでも、出か…

生命

自宅の近くの散歩道。約1時間で回れるコース。自分で考えてみたコースだ。車があまり通らなくて、自然にめぐまれていること。 きょうは暑いぐらいだった。目立つのはなんといってもつつじの花。赤、白、赤白の混合種。ちょっとした家の植え込みや道路沿いや…