南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2020-07-05から1日間の記事一覧

詩の技術

詩は言葉の技術の極致と言えるが、その技術の高さは一読しただけでは読み取りにくい。特に谷川俊太郎のようにわかりやすい詩を読むとそこに高度な言語技術が駆使されていることに気づきにくい。 詩の技術の核心は比喩である。なぜ比喩かと言えば、詩は身体と…