南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

望月遊馬詩集『燃える庭、こわばる川』

望月遊馬詩集『燃える庭、こわばる川』。広島の地形をなぞり伝承に分け入り自らの物語を形作ってゆく。切なくも悲しく美しい時空を呼び覚ますために、自らの思い出は伝承と一体化し新たな神話がポリフォニックに無限旋律の波のように語られる。被爆者への鎮魂曲通奏低音のように聞こえて肺腑を抉る。