南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2019-12-01から1ヶ月間の記事一覧

令和初詠 令和元年(2019)5月~7月

令和初詠(2019年5-7月) CMの 現場知れども 商品の 売れる店先 血沸き肉躍る高台の 植物園より 見晴るかす 沖行く船の 針路を思う小舟漕ぐ 水の抵抗 感じつつ 孤影は深く 湖水に沈むおそらくは 急変するは 天候も ひとの様子も 届かぬ仕業その知らせ 受け入…

小説『メコンの虹』

小説『メコンの虹』について、清水鱗造さんから「東南アジアの雑貨バイヤー、本当にありそうな話ですね。」という感想をいただいた。電子書籍はなかなか読者がついてくれないので、このように感想をもらえるのはとてもありがたいことだ

小説『血のカルナヴァル』

『血のカルナヴァル』は、リオデジャネイロのファヴェーラのこと、カーニヴァルのこと、日系ブラジル人のこと、ボサノヴァのこと、ファンクラブのこと、サッカーのこと、誘拐・身代金のこと、殺人のこと、コミュニティー・FMのこと、恋愛のこと、暴力のこと…

詩集つれづれ

『 詩集つれづれ=問わず語り 』 1.南原充士詩集=わが既刊詩集12冊を振り返って 詩集「思い出せない日の翌日」を刊行したついでに、これまでの詩集についてもどんな思いで刊行したのか振り返ってみたい。 まず、詩集「思い出せない日の翌日」は、自分と…

南原充士の電子書籍小説のご案内

『南原充士の電子書籍小説』の御紹介 1.BCCKS SF小説『転生』。宇宙飛行士の主人公が不時着したアレー星での主人公コータとアレー星人とのやりとりが目玉です。短編ですからすぐ読めますよ! 2.Amazon (Kindle版) ①小説『エメラルドの海』は、30年近…

吉田義昭詩集『幸福の速度』

吉田義昭詩集『幸福の速度』。まだ60代だが、あえて「老人」という位置から自分の人生を振り返り、家族や友人知人やその他のひとびとや犬との出会いと別れをしみじみとつづっている。事実や経験をできるだけ生かし少し諧謔も交えて人生の感動を語り続けよ…

シェークスピア ソネット 70

ソネット 70 W.シェークスピア あなたを非難する人々がいたとしてもあなたに欠陥があるというわけではない なぜなら中傷の対象はいつも美しいものだったからだ 美にはそういう嫌疑が伴う 鴉がこの上ない美しい空を飛ぶように、 あなたが善良であるなら 中…

BCCKS 『転生』

bccks.jp