南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2020-02-22から1日間の記事一覧

冨上芳秀詩集『芭蕉の猿の面』

冨上芳秀詩集『芭蕉の猿の面』。エロティシズムとロマンティシズムがないまぜになり、現実と幻想が一体化し、様々な経験と知識に基いた、ユーモアとペーソスに富んだ語り口が実に巧みで読者は否応なく引き込まれる。芭蕉への憧れが詩集に深みと厚みを与えて…

弁証法

これほどに PCスマホ 情報化 正反超えて 合と行こうよ 正論も 手続きの瑕疵 致命的 権限ルール 無視すれば邪 反論は 規則に沿えば 討論を 跳躍させる 踏み台の役

春の嵐

風の子の 駆けっこを追う 春一番 木葉舞う いかにも妖気 空模様 乱れるは 人の心か 春の風

認知症

物忘れ 認知症との 一線を 画したつもり ラジオ体操 自分なり 老化の自覚 記憶力 脚力落ちて もがく泥沼 老害の 開き直りの 茣蓙敷いて 花を愛づるか 酒を呷るか