南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2020-06-23から1日間の記事一覧

詩「ボール遊び」

ボール遊び 南原充士 広場ではいつまでも少年たちがボール遊びをしている空にはうっすらと三日月が浮かんでいる少しの間 目を離していたら すっかり暗くなっている家族が迎えに来たのだろう 名を呼ぶ声がこだまする見えないものを恐れながらも 足元は激しく…