2020-06-23 詩「ボール遊び」 コロナ詩篇 ボール遊び 南原充士 広場ではいつまでも少年たちがボール遊びをしている空にはうっすらと三日月が浮かんでいる少しの間 目を離していたら すっかり暗くなっている家族が迎えに来たのだろう 名を呼ぶ声がこだまする見えないものを恐れながらも 足元は激しく動いている今夜はよく眠れ明日もまた猛然と走れるように