南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2023-12-01から1日間の記事一覧

川井麻希詩集『滴る音をかぞえて』

川井麻希詩集『滴る音をかぞえて』。陣痛が来た時に書くことに決めたわが子とのこと。「忘れてしまえば消えるだけの日常」をしっかりと観察して丁寧に言葉に記していこうとする思いが、繊細で驚きに満ちたいのちの営みを精密な絵画や音楽のように記していく…

前野りりえ詩集『サラフィータ』

前野りりえ詩集『サラフィータ』。サラフィータは太宰府をイメージした造語。Ⅰ章は1月から12月までのサラフィータ詩篇。Ⅱ章は時空を超えて奔放に駆け巡る想像力の生みだした多彩な物語詩篇。空想好きの詩人ならではの意外性に富んだフィクションもいいが…