2023-12-26 泪橋 57577系短詩 泪橋泪橋 こだわりの店 用水の ほとりに立ちて 順番を待つ付けたのは ホルター型の 記録計 臨床検査 技師の言うまま寄る辺なき 川虫けらの ため息に おのれの呻き 重ねつつ病む不覚にも 頭部裂傷 脳震盪 幻と見る 現世の揺らぎ運命を 聴きつつこなす 雑用に 苛立つナイフ 切り刻む神急流に 流される危機 乗り越えて 年の瀬を今 危うく渡る