南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

リーダー

      リーダー


リーダーを 責めるばかりは どうですか 虚心坦懐 よいことはよいと

躊躇せず あらためるべきは あらためて 立場を超えて 助け合えたら 

非常時は 問われるトップの 力量が 暮らし委ねて 命預けて

家にいれば 怒りっぽくなる 家族とも けんかをしちゃう ごめんね自分

できるだけ 心静かに 深呼吸 人にやさしく できたらいいね

ぐちばかり 言えば心も 落ち込んで 怖いウイルス はねかえせない

とにかくも 落ち込む気持ち 励まして 歌い踊ろう 食べて歩こう

だれよりも 深い洞察 超絶の 技巧無くして 風刺は成らず

悪口を 言うのが人の 常ならん 赤裸々露骨 喝采し合うが

嘲笑や 蔑視まで行く 心根を さし控えるは 無用の用か

ユーモアも エスプリサタイア コメディーも ソーシャルにして 各自のマナー