2020-12-12 詩「日暮れ」 コロナ詩篇 日暮れ 南原充士 日が暮れた空き地に 若者が群れている。 昼間は暑すぎるので 涼しくなってから 表に出てきたのだろうか? シルエットのひとたちが 通りを歩いていく。 蝉はおとなしく鳴いている。 鴉はいなくなった。 突然暴走族がやってきて あたりは騒音におおわれる。 手に持った荷物が重いので 心もとない足取りが なかなか進まない。