南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

八重洋一郎詩集『銀河洪水』

八重洋一郎詩集『銀河洪水』。宇宙的なスケールで人類の歴史を辿ると共に、南の島の情景や暮らしや哀感を描く時も絶えず浮かんでくる銀河のイメージや地上の壮大な生命の営みがダイナミックに溢れ出す。他方、「福への挨拶ー古老説伝」における「袖果報(スディガフ)」の思いやりは限りなく慕わしい。