南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

山田兼士詩集『冥府の朝』

山田兼士詩集『冥府の朝』。突然の発熱で入院。意識を失った中での2か月の治療と5か月のリハビリを経て退院。コロナの中での元気回復。冥府からこの世に蘇った自らの経験を二年にわたり丁寧に振り返り叙述している。生死という重大なテーマが個人の体験を超えて普遍化しているのは詩の力だと言える。