南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

小網恵子詩集『不可解な帽子』

小網恵子詩集『不可解な帽子』。日常の生活の情景がきわめて緻密に抒情的に描かれる。花や自然を愛し家族や友達を大切にしながらも、光は必ず影を伴うことを知っていて、座席に置いてある帽子にも不可解なものを感じたり、空を見上げれば漠然とした不安を感じたりする。水彩画のような珠玉の詩篇群。