南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

うめのしとみ詩集『どきんどきん』

うめのしとみ詩集『どきんどきん』。ひとが生きることを死ぬこととのつながりとしてとらえて、驚くべき冷静な観察眼とリアルな描写とファンタジックでユーモラスな表現が読者の心を強くとらえる。たとえば「A総合病院地下談話室」の生者と死者の対比はあまりにも強烈で笑うに笑えない。傑作詩集だ。