南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

もし、性欲がなかったら・・・

性欲はふしぎだ。
動物は自然のままに生殖活動を行い、その結果として子孫が生まれる。

人間は、意識が芽生えてから、自分の欲望をコントロールすることを覚えてしまった。
性欲のままにセックスをするわけじゃない。
性欲を感じても相手がいないとか、相手がいても受け入れてくれないとか、
相手がいても性欲を感じられないとか・・・。いろいろなケースがありうる。

もし性欲がなかったら、セックスなどしなくなり、子孫は生まれないだろう。人類は滅亡するだろう。

性欲は遺伝子に組み込まれているはずだ。神様のしわざだろうから、人間がなくすることはできないだろう。コントロールはある程度できても、

それにしても、男と女の性欲の強さはちがうような気がする。測定がむずかしいから数値化されてはいないだろうが、男はかなりこだわる。女はそれほどでもないように見える。子孫を残すのにほどよいレベルなのだろうか?性欲をコントロールできる時代だというのに。仕事やほかの遊びがセックスへの時間的な余裕や体力や欲望を殺いでいることはまちがいないだろう。社会構造の変化がセックスを変えている。

日本では、少子高齢化が問題になっている。性欲が強くても子供はいらないと思えば、避妊すればいい。バースコントロールはかんたんだ。結果的にこどもの数は減る。

性欲という取り扱いにくい欲求をどのように処理したらいいのか?多くの意見やアドバイスがある。多くの著書や情報がある。人間の根源的な欲望は重大なテーマだ。どうしたらいいのか、それぞれの個人が自分でしっかり考える必要があるが、ある程度は、参考となる情報をきちんと整理して提供するのもたいせつなことだろう。それはやっぱり主として行政の仕事になるんじゃないかな?もちろん、学校や家庭でもきちんとした対応をする必要があるとは思うけどね。みなさんの意見はどうですか?

だれもやらないなら、ぼくが「性欲入門」を書いて、売り出してもいいけど、出版社がつくかなあ???
(笑)