南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

痛み

突然の 痛み激しく 術もなく

横たわりては 収まるを待つ

 

かのような 痛みの記憶 蘇り

息苦しくて 眠れぬ責め苦

 

つかのまの 沈静あれば 診察の

医師の手先を すくいとぞ見る