2020-09-22 詩「白い虹」 コロナ詩篇 白い虹 南原充士 小さなトラブルでもショックは大きい。 大きな災いなら声も出ない。 中庸を行けと教えてくれた人はもういない。 かまびすしい世間で黙って生きていく。 自分だけが苦境にあるわけではないとわかっていても 躓き転べばひどく痛い。 曇り空のむこうに見えるはずの青空を想像する。 白い虹が見える。