南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

文化の日

 

   文化の日
 
我が心 流しきれずに 紅葉川
かくばかり 訪ねて見れば 紅葉山
 切なくも 覗きやまれぬ 紅葉谷
雲に乗る 心地を共に 秋の空
消去法 残った愛を 掌に
帰納法 いずこに行きし 栗ご飯
そうだねえ 自分勝手な 秋が好き
それぞれに 好き嫌いあり 秋の味
去り行くは 幽明境  微笑みを