南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

新いきる詩集『死んだ女』

新いきる詩集『死んだ女』。亡夫への思いを繰り返し言葉にすることで救われる未亡人。高齢化社会を迎えて最愛の伴侶を失って一人暮らしを余儀なくされる老人が増えている。素直に自分の心の寂しさを訴え亡夫との思い出や会話を詩として表現することが新たにいきるよすがとなるのだと確信させる好著だ。