南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

立花咲也詩集『光秀の桔梗』

立花咲也詩集『光秀の桔梗』。関西弁でなされる家族との会話がなんとも軽妙で思わず笑ってしまう。実際にあった話をもとに巧みに詩作品に仕上げてしまう力量は大したものだ。しかも笑いを通して感じられる人生の喜怒哀楽や生老病死への鋭い洞察にも感心させられる。光秀のエピソードも一味添えている。