南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

演歌

流行は文字通り流行だ。変わりやすい。

その最たるものが「演歌」だろう。

いまの50代以上の世代には親しみやすいジャンルだったものが、

若い世代にはなじみのうすいものになってしまった。

流行歌のはやりすたりは、クラシック音楽の比ではない。

一体なぜなのか?

リズムはずいぶん複雑になった。

テンポはずっと早くなった。

言葉はずっと日常会話的になった。

特にラップっぽい音楽は年寄りにはついていきにくい。

若者にとって、演歌はなぜ魅力が無いのか?

重すぎるのか?

遅すぎるのか?

暗すぎるのか?

フィーリングが合わないのか?

わずかの期間にここまで演歌が人気がなくなるとは

思いもよらなかった。

たしかに、50代の自分がいまは演歌を聴かなくなっている。

聴くのは、サザン、ミスチル、ケミストリー、SMAP,

宇多田、平原、一青、など。

自分ではとても歌えない曲なのに聴いているのはふしぎだ。

言葉も変わる。

音楽の好みも変わる。

流行をとらえていくのはむずかしい。

努力だけでは対応し切れないような気がする。

運みたいな要素があるかもしれない。

自分の書く詩歌もまた

流行に乗れてるかどうか?

なかなかわからない。。。