ホリエモンが逮捕されたそうだ。東京地検特捜部。証取法違反容疑。
ホリエモンは、従来型の、日本企業のM$Aへの対応の幼稚さに警鐘をならした功績がある。
企業の資産価値の時価総額と株価とを比較して、割安と思える株を買い占める。
経営権を手中にするぞという脅しをちらつかせながら、株の買戻しを迫ったり、株価の上昇を誘って売り抜ける。
倫理観・道徳観について、批判を浴びてはきたものの、違法じゃないから、それ以上の追及は受けないでこれた。
アメリカ的なマネーゲームのプレイ能力は特別のものがあった。
株価を操作して、巨額の利益を得る。その巧みさには舌を巻いた。
だが、弘法も筆の誤り、ホリエモンも策におぼれたか?
法律違反に手を染めて墓穴を掘った。
企業買収の手法について先進的なアイデアを実践する流れを止めることはできないだろう。
だが、いかなる場合も、違法行為だけは絶対に避けなければならない。
そのことをホリエモンは身をもって経験してしまったということだろう。
彼はまだ33歳。やりなおしができるだけの若さがある。
辛酸をなめて、再起できれば、見上げたものと言えよう。