南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

モーツアルト大全集

 モーツアルト生誕250周年。

 ミーハーっぽく、CDセットを買ってしまった。

 バッハ全集(CD110枚)は、だいぶ以前に購入して、愛聴している。

 しばらくは、モーツアルトのCDを聴きまくるだろう。

 次は、ベートーベン全集を買いたいと思う。

 自分の好みでは、この3人が傑出していると思うからだ。

 一体すぐれた芸術作品の共通点はなんだろう?

 なかなかわからないし、明確に表現しづらい。

 明らかに言えることは、

 ・聴いて心地よいこと

 ・人生や人間存在への深い洞察力

 ・すぐれた技巧

 ・強弱やリズムが的確で過不足がないこと

 ・駄作が少ないこと(作曲家としての打率が高い)

 などだろう。

 好みもあるから、絶対的な良し悪しは決めきれないが、どこかに絶対的な基準があることを

 信じたい。

 すぐれた作品を生み出せる才能もまたすばらしい。

 努力と才能。

 天才もまた深く生みの苦しみを味わったらしい。

 珠玉の作品に触れる喜び。

 自分は、文学の世界で生み出す努力を続けているが、ジャンルは違っても

 偉大な作品は大きな感動とヒントを与えてくれる。

 モーツアルトにこころから敬意を表したい。