南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

瀬崎祐詩集『水分れ、そして水隠れ』

瀬崎祐詩集『水分れ、そして水隠れ』。「虚の言葉と現の言葉が、水彩絵の具のように重なっていく」〈あとがき)。眼球と風景、潤いと乾き、光と暗さ、疎水や湖、旅館や湯等のキーワードが現実と幻想がないまぜになった不思議な物語を紡いでいき、揺れ動く感性がホログラムのように浮かんでくる。