南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

中川望詩集『まっすぐな霧の道』

中川望詩集『まっすぐな霧の道』。通勤電車で通う日々にふと浮かんでくるイメージがユニークな詩になる。一旦領有が閣議決定された孤島の実在が後に否定された話などさまざまな知識や想像力が駆使されて意外性に富んだストーリーが展開される。亡母がくれた魔法の鏡の話などしゃれた語り口が印象的だ。