南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

忍耐と辛抱と我慢

だれしもこの世間は生きづらいと感じているのだろうか? 

生老病死ーはかない命をかかえて悩み多い日々を過ごすという点では大差ないのかもしれない。他人は幸せそうに見えてしまうだけなのかもしれない。

自分は71歳になり、高齢者らしい年ごろに入りつつあるが、まだまだ老いさらばえたわけでもないという反抗心がないわけでもない。

生きることの基本は衣食住。とにかく毎日なにかを食べてトイレに行くというサイクルがうまくいかなければすべてがうまく回らない。

社会生活においては、他人とのかかわりが避けられない。

そこで相性のいい相手との付き合いを望むわけだが、時にはウマの合わない種類の人々とも接しざるをえない場合もある。

マナーとか礼儀を知らないタイプは苦手だ。驚くほど高慢ちきな輩という者がいて、腹が立つことがある。喧嘩してもいいことはないという教訓は持ち合わせているので、滅多に喧嘩はしないが、たまには心底腹が立って罵りたくもなる。

そういう負のエネルギーを正のエネルギーに変えたいと思うが、なかなかいい方法がない。好きなものを食べるとか、気に入ったテレビ番組を見るとか、話しの分かるひとと話すとか、気を反らすことができれば御の字だ。

最近一番怒りを感じたことの原因はお互いの意思疎通の齟齬によるものであることがわかったが、さて次にどのように対応していったらよいかに迷いを感じている。

爆発しない程度に怒りをコントロールしながらうまい結論にたどり着きたいと思っている。

とりあえず、ベートーヴェンピアノソナタでも聴くとするか!