南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

2013-02-19から1日間の記事一覧

『 死後の世界 』(価Ⅲ=18)

【 死後の世界 】 価値観の研究第三部 その18 1.死後の世界については、古来さまざまなことが言われてきたが、だれにも確かめることはできない。 エジプトのミイラは人間が蘇ることを信じた上での制作だっただろうし、仏教の浄土や地獄、輪廻といった考…

『 ホスピスなど 』(価Ⅲ=17)

『 ホスピスなど 』 価値観の研究第三部 その17 1.死への道筋がさまざまであって、多くの人間が老いや病気や事故等により介護が必要な状況に追い込まれる時代状況の中で、人間が尊厳ある死を迎えられるようにすることは社会的に重要なことだろう。 医療…

『 自殺について 』(価Ⅲ=16)

『 自殺について 』 価値観の研究第三部 その16 1.死を恐れる人間の多い中で、自ら命を絶つ人間もいる。 最近の日本でみれば、毎年約3万人の自殺者がいるという。痛ましいことだ。 その原因は、病苦、借金苦といった割合が多いらしい。追い詰められて、…

『 死への道筋 』(価Ⅲ=15)

『 死への道筋 』 価値観の研究第三部 その15 1.人間の死に方はさまざまだ。老衰、自然死、病死、事故死、自然災害による死、犯罪による死、決闘やケンカによる死、無差別殺人による死、テロ、戦争、戦闘、内乱等による死、刑死、虐殺、自殺、心中など。…

『 死への恐怖 』(価Ⅲ=14)

『 死への恐怖 』 価値観の研究第三部 その14) 1.死への感情は複雑だろう。恐怖感、絶望感、錯乱、無気力、あきらめなど。 漠然とした不安や自分がいなくなってしまうことへの恐怖感や精神的な錯乱にふりまわされるのはごく自然なことだと思える。 2.…