南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

有識者の言葉

なにごとも専門家の意見は重要だ。

新型コロナウイルスについても貴重な情報がたくさんある。

どうやらすぐれた専門家から見ても、新型コロナウイルス

手ごわいようだ。

①病理的な解析が進んでいないこと、

②ワクチンがかんたんに開発できないこと、

③感染してから病状が悪化するスピードが速いこと、

④感染者の8割は無症状か軽症だといわれるが、2割は重症で、

命にかかわる恐れがあること、

⑤根本的な治療法がなく、医療従事者さえ感染を防ぐのが困難で、

戦々恐々としながら患者を受け入れていること、

⑥重症者には人工呼吸器で肺を休ませることが有効だが、人工呼吸器が不足するおそれがあること、

新型コロナウイルスを検査する体制、受け入れる病床数、医療従事者数、医療体制が激増する患者数に対応できなくなるおそれがあること(いわゆる医療崩壊)、

⑧結局、ひととひととの接触を減らすことしか方法がないので、外出自粛、通院や食料品の買い出しなどやむをえない外出の場合でも三密を避け、人との距離をとる(1.8メートル)、マスク着用、手を洗う、顔に触らない、消毒する、洗濯する、ふろに入るなどウイルスの付いた可能性のあるところを徹底的に洗い流し消毒すことに努めることが推奨されている。

⑨一個人としては、コロナ不安に右往左往しながらも、自分ができるだけのことをして後は運を天に任せるしかない。なんだか神頼みになりつつあるようだね。

⑩それと問題なのは、外出自粛を続けていると、経済活動が停滞して、企業倒産、失業者の増大、生活破綻という重大局面に立ち至り、ːコロナウイルスにやられるだけでなく、世界的な不況や貧困にやられる恐れが強いことだ。政府や自治体の支援にも限界があるだろうから、どうやってːコロナ対策と経済活動を両立させるかが避けられない課題となるだろう。頭が痛いね。