南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

不確かなこと

 

これからコロナがどうなっていくのか不明確なのが最も大きな問題だ。

だれでも感染し最悪の時は死に至るおそれがあるという恐怖が人の心を

どうしようもなく圧迫する。

ワクチンが開発されるまでの1~2年は緊急事態かそれに準じた警戒を要する期間が

続くのではないかという見方が強い。

時間が経てば収まるという楽観説もあるがにわかには信用をえにくい。それが正しければこんなに喜ばしいことはないが。

したがってここしばらくはびくびくしながらコロナウイルス感染防止のための

手洗い、消毒、マスク、外出を減らす、三密を避ける、在宅勤務の推進等は継続しながら、限定的に経済活動を再開していくということにならざるをえないだろう。

制限を緩めてみてまた感染拡大の兆候が見られたらまた制限を強めるということを繰り返しながら終息まで(たとえばワクチン開発まで)粘り強くコロナ感染をコントロールしながら経済活動を続けていくということだ。

なんとも気の重い先行きだが、われわれにはほかに行くところがない。逃げ場がない以上、ここにいてできるだけ注意をして感染をしないように努め、仮に感染してしまった場合は重症化をしたり死に至らないように医療機関の助けを求める以外に道はない。

あとは、幸運を祈るばかりだ。

どうかできるだけ多くのひとが生き延びることを!

早くワクチンが開発され治療法が確立されて新型コロナウイルスが死の病ではなくなることを祈る!