南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

詩の推敲について(一考察)

 

    詩の推敲について(一考察)

 

1.まず詩を書く。

 

2.書いた詩を読む。

 

3.書いた詩を推敲する。

 

具体的な推敲のステップ(一例)

 

①全体をチェック

 

・テーマがうまく表現できているか?

・テーマと文体が合致しているか?

・分量は適当か?

 

➁連レベルのチェック

 

・不要な連はないか?

・連の入れ替えは必要ないか?

・連の追加は必要ないか?

 

③行レベルのチェック

 

・不要な行はないか?

・入れ替える行はないか?

・追加する行はないか?

 

➃字句レベルのチェック

 

(各行ごとに見て)、

・修正すべき字句はないか?

・加除、入れ替えすべき字句はないか?

 

➄以上のチェックを終えた後、

 

・全体として最初よりよくなったか?

・起承転結はうまく行っているか?

・全体的な流れはよいか?

・音やリズムはよいか?

・意味が分かりにくい箇所はないか?

・この詩を虚心坦懐に読んでみて感動できるか?

 

以上のようなステップで推敲を加えて発表の段階に進みます。

かりに一度目の推敲で満足できない場合は、満足するまで、あるいはあきらめるまで、このステップを繰り返します。