南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

高橋馨詩集『それゆく日々よ』

高橋馨詩集『それゆく日々よ』。80歳とは思えない心身の活力や現実世界への関心の持ち方そして女々しさを吹き飛ばすような反骨とユーモア。思わず引き込まれる多彩で巧みな人物や動物や風景の描写の陰には消滅の悲しみも内包されている。記憶は永遠だという認識が生命や言葉を超えた確信を与える