南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

インフルエンザについて

医学が進歩して画期的なインフルエンザ対策も見出されてきているが、

タイミングが悪いとその恩恵に浴するのも難しい。

昨年末喉が痛くなり、急に熱が出て、節々が痛み始め、ベッドに倒れ込んだ。

折悪しく病院は年末年始の休診時期に入っていて診察を受けようがなかった。

救急外来という手はあったが、問い合わせてみると、診察はするがきちんとした検査や治療は出来ないと言われた。

やむをえず下がらない高熱と悪寒と頭痛と眩暈と鼻炎と吐き気と息切れなどに悩まされながら一週間寝続けた。

本日1月4日に至りようやく病院が診療を開始したので待ちわびたように診察を受けに行ったら、だいぶ待たされた挙句、病気はほぼ回復しているから特に検査も投薬の必要もないと言われた。

そもそも同じ病院でインフルエンザの予防接種を受けていたのになぜこんなにひどい症状になったのかと聞いたら、予防接種を受けたからと言ってインフルエンザにかからないという保証はない、ただ、予防接種のおかげで症状はそれでも軽く済んだはずだと言う。

ちなみにタミフルは、発症から48時間以内に処方しないと効果がないと言う。タミフルはウイルスをそれ以上ふやさないという効果があるのであってウイルスを殺すものではないらしい。ということで、インフルエンザにかかったらまずは病院にかかってタミフルの処方を受けるのが最善なのだが、タイミングが悪いとそういう救済策も受けられない。

年末年始のインフルエンザ対策としてタミフルを処方しうるようにしてもらえれば患者としてはありがたいと今回自分の経験を通じて痛感した。