南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

小さな気配

みんなひきこもって精神的に追い込まれているような気がする。

こんなとき世間を離れて仙人のようにひっそりと暮らすのがいいと思うが、

インターネットの発達した時代にあって多くの意見が寄せられているのを見ると、

自分の感じ方や思いを発信しておかなくてはという気もする。

沈黙は金かもしれないが、あえて小さな息をしてみる。

小声でささやいたら少しのひとびとには届くかもしれない。

精神の自由と良心を失わないでいられるひとびとに。