南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

またまたモーツァルト

 モーツァルトにのめりこむ毎日が続いている。音楽は門外漢なのだが、強烈ななにかがぼくのこころを揺さぶる。

 今回は、「2台のピアノのための フーガ ハ短調 K.426」をとりあげたい。

モーツァルトは実に勉強家でなんでもすぐ自分のものにしてしまったらしい。

バッハの曲もよく勉強したらしく、当時は古臭いと思われていたフーガに挑戦している。

1783年モーツァルト27歳のときの作曲になるこの曲は、じつによくできているそうだ。

フーガは重厚な感じがする。それを2台のピアノで重層化させるテクニックがすばらしい。

ただ聴いてるだけでもいい。専門技術的なことを知らなくてもよさがわかるような気がする。

本物ってそうじゃないかな?おいしいワインに似て。

モーツァルト礼賛でした!