南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

モーツアルト

 ことしはモーツアルト生誕250周年ということもあって、さまざまなイベントが実行されている。

ぼくも思わず、モーツアルト全集を買ってしまった。毎日のように、CDをとっかえひっかえして聴いている。

 前に、バッハ全集を買ったことがあるが、やはりその当時は、110枚のCDを聴きまくったものだ。

 全集を買うと、作曲家の全体像がわかるのでとても便利だ。そのうえ、知らなかった曲も聴け、解説書で、作曲家の生涯や、作品背景や特色などがつかめる。

 音楽にはしろうとに過ぎなくても、なんとなく専門家になったような錯覚があじわえておもしろい。
また、バッハという厳粛な存在が身近に感じられるようになるのがいい。

 同様に、いまは、モーツアルトに浸っている。

 バイオリンソナタだと思っていたら、ピアノソナタだったという。バイオリンはピアノの伴奏の役割だったらしい。

 シンフォニーといっても、当時は、セレナーデやディベルティメントと大差はなかったらしい。

 要は、モーツアルトは客の求めに応じて、高級BGMや練習曲などを量産していたということらしい。

未完の作品もあり、ほかの作曲家が補完して完成させたものもあるらしい。

 オペラなんかはまだまだ聴いてないものが多いが、モーツアルトは、オペラの名人のような気がする。

 これからが楽しみだ。