南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

健康法その3=ストレスの解消(価Ⅱ=24)

 第三に、ストレスの解消についてふれたい。

 これもまた、目新しいテーマではないが重要である。
 ストレスの解消は、おそらく脳の働きとのかかわりが重要だと言ってよいと思う。
 ストレスが少なければ、脳の働きがよくなり、神経の伝達もスムーズで、ホルモンのバランスもよくなり、感情も安定して、食欲もわき、消化もよくなり、内臓の働きも円滑に行われ、血液も望ましい成分を包摂してすみずみまで速やかに循環する。
 筋肉も円滑に動き、睡眠も十分にとれ、生活習慣病からも遠ざかる。病気のおそれも低下し、長生きする。楽しい毎日が送れる。いい循環が生まれる。

 いいことずくめだが、では、ストレスの解消方法にはどんなものがあるのだろう?

 個人差があるから、バリエーションがいろいろあるだろう。

たとえば、

1. 楽しいことをする。

好きなスポーツを楽しむ。公園を散歩する。旅行をする。趣味を楽しむ。
音楽を聴く。歌を歌う。絵を見る。本を読む。映画・演劇を見る。テレビを見る。勝負事をする。ラジオを聴く。気の合う人としゃべる。食事をする。酒を飲む。
恋愛をする。などなど。

2. 休養をとる。

 十分な睡眠をとる。仕事を休む。休息する。何もしないで過ごす。
   リゾート地でぶらぶら過ごす。のんびり景色を眺める。ぼんやり考える。
   なにも考えない。などなど。

3. ひまつぶしをする。

   電話、メール、インターネット、などの活用。

4. 創造的なことをする。

   絵を描く。楽器を演奏する。文章を書く。陶芸作品を作る。
   などなど。

5. 社会的な貢献をする。

ボランティアで奉仕作業をする。介護・掃除・教育・寄付・技能活用・エンターテインメントなどなど。

 そのほかにもいろいろストレス解消の方法はあるだろう。

いずれにしても、自分なりのメニューを用意しておいて、うまく気分転換をしたり、元気を回復するためのオーダーメイドの方法を取り出せるようにしておくのは有意義なことだと思う。