自民党の政権復帰について
民主党が三年政権を担当して疲労困憊して政権が自民党に戻ったという印象を持っている。
自民党が政権を長期にわたって独占していたことの弊害もあったが、政治経験、ノウハウ、人材等は民主党を上回っていることも確かだ。
どの政党が政権を担当しても困難な時期に自民党が政権に復帰したことにはそれなりの必然性があると思う。
安倍総理を中心として我が国の再生のために頑張ってもらいたいと思う。
ところで、民主党が政権に付いたことを総括しておけば、
自民党に危機意識を与え、反省をうながした効果は評価してよい。
ただ、民主党は、あまりにも経験不足、人材不足、マニフェスト自縄自縛だった。
ある程度予想されたことだったが、予想以上に成績は悪かった。それが、この前の
総選挙に現れたのだろう。
国民は自民党を信頼しているというより、民主党を信頼できなくなって、ほかに投票する政党がないのでやむをえず自民党に投票したということだったような気がする。
政権が交代しうるという実績を作った民主党には、また野党として辛酸をなめながら、政権を奪い返すための努力をしてもらいたい。
一党独裁よりは、二大政党がライバルとして切磋琢磨する状況になった方が日本のためになると思う。
長い目で見てやることが必要だと思う。
