南原充士『続・越落の園』

文学のデパート

#その他政界と政治活動

シェークスピア ソネット 104

ソネット 104 W.シェークスピア 美しい友よ、わたしにとってあなたが年老いるなんてありえないことです なぜならはじめてわたしがあなたと目を合わせた時から あなたの美貌はいつまでも変わらないからです、三度の冷たい冬が 三度の夏の盛りを森の枝から揺…

『 権力は悪か? 』(価Ⅲ=33)

『 権力は悪か? 』 価値観の研究第三部その33 1.「権力とは何か?」ということはさまざまに語られうると思うが、ここでは、それなりの見識を持ちながら、なにかにつけて、「反権力」「権力批判」を口にする人々が見受けられるので、「権力は悪か?」と…

『社会心理と個人の心理』(価Ⅲ=32)

『 社会心理と個人の心理 』 価値観の研究第三部その32 1.個人個人は極めて穏健で冷静で合理的な判断と行動をしても、団体として行動するときはまた別の要素が加わる。 群集心理といわれるものもその典型的な例だろう。 ある集会やデモに参加していると…

「意思決定のプロセス」(価Ⅲ=10)

「意思決定のプロセス」(価Ⅲ=10) 価値観の研究第三部 その10 1.国内外の情勢が複雑化しさまざまな利害や考え方が対立を強めている状況の中では、なかなか物事が決まりにくい。国政においてその典型的な事例がみられる。 そのようなときにただ頭を抱…

「条約、協定、黙約、暗黙の了解など」(価Ⅲ=その4)

『 条約・協定、黙約、暗黙の了解など 』 (価値観の研究第三部 その4) 昨年、民主党政権が発足したときに、わたしはこのブログで国際関係は難しいから要注意だと指摘したところであるが、案の定、鳩山政権は普天間問題でもたついており、政権維持すら危ぶ…

『 国民 とは? 』(価Ⅲ=3)

『 国民とは? 』(価値観の研究第三部=その3)(価Ⅲ=3) 最近、民主党の国会議員の発言によく登場するのが「国民」という言葉だ。 民主党になにか批判的な発言がなされると、必ず、「マニフェストに書いてあるから」とか「マニフェストは国民との約束だ…

麻生太郎総理の評判

麻生太郎(敬称略)が総理大臣になって間もなく二ヶ月である。 まだ、二ヶ月しかたっていないので、評価をするのは早計に過ぎるかも知れないが、ひとつ気がかりな点があるので、書いておきたい。 それは、国会答弁や記者会見など公式の場で漢字の読み間違い…

アメリカ金融危機に際して(補論)(価Ⅱ=38)

価値観の研究第二部 アメリカ金融危機に際して(補論)(価Ⅱ=38) 1. アメリカ金融危機に対しては、各国が協調の上、最大限の努力をしているようだが、現実は、なかなか厳しく、日本の状況を見ても、円高、株安、輸出減少といったマイナスの事態が収ま…

歴史的な観点から見たアメリカの金融危機の評価(価Ⅱ=37)

【 価値観の研究第二部 歴史的な観点から見たアメリカの金融危機(価Ⅱ=37)】 今回のアメリカの金融危機についての各国政府の対応や国際的な対応については、別途記したところであるが(なんでも評論のカテゴリー参照)、これまでの経緯を、「価値観の研…

安倍前総理辞任のこと(価Ⅱ=11)

多くの反響があった安倍前総理の辞任劇も福田新総理の誕生とともに少しずつ沈静化したようだ。 突然の辞任について、整理しておきたい。 臨時国会冒頭で所信表明演説をした直後に辞任したタイミングの悪さについては異論の余地はないだろう。 では、参議院選…